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吉見雅秀 個展「01_Y-shirts」 

06.08 Sat.—06.23 Sun., 2024

PAGIC Galleryは初となる吉見雅秀個展「01_Y-shirts」を開催いたします。

画家である吉見は“描く”という行為に取り憑かれているといってよいでしょう。息をするように生み出される表現はとどまることなく、新たなスタイルやアプローチを常に手にしています。
本展では数あるスタイルの中でも「BLACK」シリーズに焦点を絞ります。吉見の特徴である主観的幾何学性が、黒いケント紙と白いアクリルのコントラストで強調されています。モノクロでありながら彩り豊かで紙の上で生き生きと踊るような作品群を、ぜひご高覧ください。

ARTIST’S STATEMENT

ペグワードという記憶術では「74(ナシ)梨、96(クロ)黒」のように2桁の数字をビジュアルに結びつける。 

01(ゼロイチ)の場合 
0=輪のワ、1=イチのイ  

なので01=ワイシャツと記憶する。

3年前、黒いケント紙の束を安く買ったのをきっかけに白い絵の具で絵を描き始めた。
黒い紙に描く絵は、通常の白い紙に影を描いていく描画方法と異なり暗闇に光を当てていく作業のようだ。
何が浮かび上がってくるのかは描き終わるまでわからない。
光の当て方が悪いとゴミになることもある。
本来の形に照らされた作品が人々の記憶に残れば本望である。 

[01 Y-shirts] について – 吉見雅秀

吉見雅秀
よしみ まさひで

1975 神奈川県横浜市出身
1998 多摩美術大学 美術学部グラフィックデザイン学科 卒業

[主なグループ展] 
2006 GEISAI#10 東京 

多摩美術大学在学中キュビズムに影響を受け、モチーフを幾何学的に構成し正確な再現に終始しない表現を探求する。 卒業後、東京の広告代理店に勤務。論理的な思考を要求される広告制作とは反転的に、吉見の作品では描く行為そのものを自身のアイデンティティとしている。ドローイングやアクリルと紙を主な素材とし、シンプルで直感的な線、立体の外観的要素に自己の解釈を加えて展開するスタイルが特徴。フィギュラティヴなアプローチは一貫しながら表現の幅は広く、自身を試すような作品展開には終わりがない。  




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