04-19 Sat. – 04.30 Wed., 2025
休廊日:22 Tue., 23 Wed., 24 Thu.
PAGIC Galleryでは企画「箸袋展」を開催致します🌸
末広がりも福々しい8名の作家による、おかしみを持って、自由に、素直に、たのしく制作した箸袋をアートピースとして販売するほか、古の箸袋コレクションをコラムなども交えて展示致します。
Artists
秋元机 @tsukueakimoto
黒木仁史 @hitosh1kuroki
しまはらゆうき @yuki_shimahara
白根ゆたんぽ @yuroom
服部あさ美 @hattoriasamiillustration
福留春菜 @unuhunu
muppi @mupiiiiii
吉見雅秀 @masahide.yoshimi
「なんで箸袋?」
きっかけは、2018年に逝去した祖母キミが、出先旅先で食事をするたびに必ずと言っていいほど集めていた大量の箸袋の山が出てきたことです。
祖母が密かに家族や友人と出かけた大切な記念になるとして持ち帰っていたであろう、箸袋が仕舞われた箱を見つけた時、戦争を乗り越えた倹約家の祖母の見つけた小さな楽しみや思い出を大切にとっておく方法に、胸を打たれる思いがしたのです。
興味を持ってみると、世の中にはどうも箸袋ハンターなるものが存在し、コレクションした箸袋をしまっておくための専用フォルダーも販売されいている。
箸袋という小さなカンバスに込めることができる情報やデザインは、調べれば調べるほど無限と言っていいほどの自由さに富んでいます。
巨匠たちが行きつけの店でナプキンにインスピレーションを落書きするかような自在さには、愛しさをも見出すことができます。
大切な人との美味しいひととき、その時、その瞬間に、そっと居た箸袋に気をとめ、心を寄せていたのだなあと思うと、このほっこりとやさしい感情をテーマにした展示をしてみるのも良いのではなかろうかと思い至った次第です。
そんな小さくて身近なお手元の存在、はしぶくろ。
春のお花見は終わり頃に差し掛かりますが、お弁当を持って出かけるにはもってこいの季節。
のほほんと、楽しんでいただけるような企画展、やらせていただきます!
カネコサヤカ